【どのシーンで役に立つか】

ターゲットを明確に設定することがマーケティングの基本なのは、皆さんよくご存じのことですね。
年齢、性別、家族構成など国勢調査の項目的な分類から、その商品カテゴリーに関する価値観による分類を行い、それぞれの悩みや望みを理解していったりします。

私が最初にマーケティングに関わった洗濯関連用品は、毎日ほぼ同じパターンで使われる生活必需品だったので、ほとんど気にしていなかったでしたが、ソフトクリームなど食品・嗜好品を担当するようになって、改めて重要だと気づいたのが「生活のどのシーンで役に立ちたいか」でした。

例えば、食事。
1日3食、1週間で21食するとして、同じ人が全ての食事で同じニーズを持つわけではないことは皆さまも簡単に想像できることでしょう。
顧客ターゲットの生活を具体的に理解して、このシーンでこのように役に立つ、とストーリーを描くとより強い共感を得られます。

顧客ターゲットの設定に加えて、役立つ生活シーンの設定をお勧めします。