【急がば目標設定】

皆さんはこういう経験がありませんか?
「まずやってみよう、と試験や調査を実施した。出てきた結果に対して良い、悪いといろいろな意見が出て、簡単に結論を出せなかった。」

これは、予め目標を決めていなかったために、関係者がそれぞれの判断基準で議論することから起こることです。一度判断してしまうと変えたくない人が多いので、話しが進まなくなったり、決定後に不満が残ったりします。

アクションの前にしておくこととして、私は以下の提案をしています。

「売上・利益目標を達成するために、商品コンセプトや製品性能など重要項目とその目標値」を一覧表にして、上長も含めて関係者全員で合意しておく。

こうしておけば、結果が出ればすぐに判断することができます。
発売後も同じです。発売前に認知率、試用率、顧客満足度、配荷率、競合との価格差などの目標値を決めておきます。そうすることで売上利益進捗の原因を素早く詳細に分析することができ、改善策やさらなる強化策を効率的にとることができます。

事業はアクションと判断の連続です。どちらも迅速に行えるような事前の準備が肝要です。