【選挙とマーケティング】
アメリカ合衆国大統領選挙の勝敗がなかなか決まりませんでしたね。投票日の20時00分20秒から当選確実が報道され始める日本とは雲泥の差です。個人的には、数分で決着が分かるのではなく、もう少し長い時間ドキドキしながら見たいと思っています。2回目の大阪都構想の住民投票は最後まで目が離せませんでした。
日本での前回の参議院議員選挙のいわゆる「N国党」の戦い方から思ったことがあります。明確な目標値設定とその達成に集中する戦略立案の重要性です。
私は、当選する人はその選挙区内で広く有益なことをするべきだから、そのような選挙戦をするものだとずっと漠然と考えていました。
しかし、彼らの戦い方は全く異なる考え方だったような感じがしました(あくまで推測です。)
1) 当選に必要な最低限の目標得票率を設定する。(売上げ・シェア目標を設定する。)
2) 得票率とは投票するという行動をわざわざする人を分母にしていることを強く認識する。(その市場の購入者だけを考える。)
3) その達成に必要な人数が、投票行動の動機付けをされるほど熱狂的に支持することを主張する。(自分の強みを活かせる顧客ターゲットに徹底的に集中する。)
4) それ以外の人がNoと嫌う内容でもOK。なぜなら、選挙は〇(まる)しか投票できないのだから。(一般市場でも他の人が買うことを妨げることはできない。)
かっこの中に書いたように、マーケティングのお手本のようです。彼らは初回購入を獲得できました。
継続購入はどうでしょうか?商品やサービスの世界では、継続購入獲得の鍵は顧客が購入前に持った期待と同じ、またはそれ以上の満足を提供することです。はてさて。