【全ての事業はライフデザイン業】

皆さんはテレビショッピングをご覧になることはありますか?メーカーの直販では健康食品やスキンケア商品が多いですが、専門チャンネルでは様々なジャンルのものをたっぷり時間をかけて紹介しています。

テレビショッピングの内容で私が素晴らしいと感じるのは、その商品の性能や技術の説明に加えて、その商品が顧客の生活をどのように改善するかを訴えていることです。ユーザーの声であったり、情景描写であったり、方法は様々ですが、例えば「このサポーターのおかげで、膝の痛みが軽減されました。毎日散歩に出かけて、友達とおしゃべりしています。家にこもりがちだった生活が楽しくなりました。」という感じです。

自社・ご自身の活動ではいかがでしょうか?商品開発の時に顧客ターゲットだけでなく、その方々のどのような生活シーンでどのように役に立つか、を具体的に設定しているでしょうか。顧客とのコミュニケーションではいかがでしょうか。

事業目的が、機能・サービス提供から、生活改善や自己実現支援にステップアップしています。全ての事業者が”ライフデザイン事業”であると自らを再定義することが、これからの時代で、生き残り成長するために重要です。BtoB事業においても、顧客の事業や最終消費者の生活を俯瞰で見て、どのような改善・実現に貢献できるか、が鍵ではないでしょうか。

テレビショッピングから、そのことを再認識させられます。