仕事で「共有」するってとっても有効

仕事・業務において、「共有」ってとても有効だと思います。P&Gに在籍していた時、事例の「共有」をたくさん行っていました。新しいアイデアを創る時、ある国のある商品の担当者は、ゼロから考えることと並行して、世界の成功事例・失敗事例をチェックすることを活発に行っていました。例えば、「除菌」で洗浄を「清潔」に一段レベルアップして成功したブランドがあると、他の分野のブランドや他の国でも試してみる。私が日本で作った柔軟剤のCMがメキシコでリメイクされて放映されたこともあります。(すみません、ちょっと自慢。)味の素でも部署内の成功、失敗体験の勉強会を行っていました。

会社では、「日々忙しくて他の部署、他のグループとそのような時間を作ることがなかなか難しい。」、個人でも、「人と話すような機会を持ちにくい。」と、実践するのはなかなか難しいようです。しかし、それぞれが別々に同じようなことを調べたり、考えたりするより、知っていることを「共有」し、それを自分の業務や事業で新しいアイデアを創るベースに活かすことができれば、同じ費用や時間でもっと有効なアウトプットを出せるように思われます。

まずは気軽にランチを食べたり、軽く飲んだりしながらの情報共有から始められたらいかがでしょうか。