【広報も顧客価値優先】
媒体の記者さんからこんなお話しを聞いたことがあります。
「若い頃、がんばっている知り合いを記事にしてあげたくて、先輩社員に『どうしたら記事にできるでしょうか?』と聞いたことがあります。答えは『君は誰のために記事を書くのか?』でした。すごく反省しました。」
広告は、広告主が伝えたいメッセージを伝えることができます。媒体枠を買っているわけですから、法律や媒体社内規に反することでなければ、基本的に載せることができます。しかし、記事は読者に伝える意義や価値があると記者さんが判断されて、書かれます。当然、記者さんの考えがネタの取捨選択や内容に強く反映されます。
プレスリリースは、このことを強く意識して書くことをお勧めします。商品の機能、サービスやイベントの内容を記載するだけでは、掲載される可能性は低いです。読者価値、伝える意義を明記することは必須です。媒体社には1日に無数のリリースが届きます。一目でそれが伝わらなければ、埋もれます。
現代の事業計画・マーケティング計画では、商品機能ではなく顧客価値が最重要です。プレススリリース発行など広報・PR活動でも同じです。送付前に第三者視点で「意義・価値」を確認してみてください。