【ソフトクリームは、なぜ観光地で買われるのか?】

2020.3.4 ニュース
【ソフトクリームは、なぜ観光地で買われるのか?】
(顧客価値共創堂Facebookに2019年10月16日投稿)
 
「言われてみれば、確かに!」と気付かれることの1つに「ソフトクリームにはブランドがなかった」があります。アイスクリームにはいろいろなブランドがあります。しかし、数年前に「クレミア」が発売されるまでは、「OO牧場のXXソフトクリーム」とか「あまおうソフトクリーム」など販売者名や原料で呼ばれていて、全国ブランドはありませんでした。(TOMIスジャータはソフトアイスでソフトクリームとは別物です。)
 
ブランディングの重要性は皆さんご存じと思います。「洗剤」という名前の洗剤を買う人は少ないです。でも、名無しのソフトクリームは、なぜ多くの人に買ってもらえるのでしょうか?その秘密の1つは「唯一の存在」になっていることだと私は思います。
 
ソフトクリームと言えば観光地ですが、観光地ならではのお客様ニーズがあります。それは、「歩きながら手軽に食べたい」というものです。アイスクリームは固くて歩きながら食べるのは意外と大変ですが、ソフトクリームは柔らかいので子どもも簡単に完食できます。そして、コーンも食べられるからゴミが出ない。それに加えて「ここにしかないOOソフトクリーム」って言われると、完全にその状況での「唯一の存在」になります。限定品を買いたくなる気持ちを心理学で「スノッブ効果」と呼ぶそうです。それが積み重なり、観光地では強固なポジションを獲得できています。
 
このように「唯一の存在」になることはとてもパワフルな方法です。そして、実は、意外と簡単。自分の強みを活かして、「唯一の存在」になれるように地域などの条件を設定するとよいのです。「OO地域で唯一のXX」、「OO業の中で唯一XXもできる」など。ご自身を唯一と言える条件を探してみてはいかがでしょうか。(ただし、広告などで訴求する場合には法的に問題がないか専門家に確認しましょう)。
 
最後に。ソフトクリームの下側の「コーン」はトウモロコシではなく、円錐形のコーンの意味です。工事現場に立っている赤いコーンと同じ言葉です。知っていました??
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